大阪のバーネット探偵社VS東京のプライム探偵事務所
■東西の探偵たち
大阪府富田林市にて、寒空の中、震えながら浮気調査の張込みをしていると突然に携帯電話が鳴った(もちろんマナーモード)。
通話ボタンを押し受話器に耳をあてると聞き慣れた声が聞こえた。
「プライムの小林です。」「おお、先生!?」声の主は、私の探偵の師匠であるプライム探偵事務所の小林氏である。私は普段から「先生」とお呼びしている。
「今、浮気調査で大阪の梅田にきている。」
「ええ！ほんとうですか？私も浮気調査で張込み中です(笑)。でも、すぐにそちらに行きます。」と、梅田の現場の所在地を聞き、後をスタッフに任せて大阪は梅田に向った。普段、電話では会話はするものの、大阪と東京という距離が有り、お互いに遠征したときもタイミングが合わずに調査だけをこなして帰ったりと、ゆっくりと会う機会がここのところなかった。
すぐに行くといったものの、こちらは大阪の端っこの方で調査をしていたので、電話を切ってから高速道路を車で飛ばしても(法定速度内)1時間以上かかって現場に到着した。現場は、とあるビジネスホテル。ホテルの駐車場から電話をかけて、今到着したことを告げて部屋の番号を聞いた。エレベーターで上階に行き、部屋を探しているとタイミングよく、ある部屋の扉が開いた。
「やぁ！いらっしゃい。さあ、中へ入って。」「うわー、おひさしぶりです、先生。少し、肥えたんと、ちゃいます？」「すこしね。」（爆笑）
ジョークを交えた挨拶を交わし、ふっとテーブルの上をみるとパソコンが置いてあり、画面上にはホテルの通路と、ある部屋が映し出されていた。どうりでタイミングよく部屋の扉が開いた訳である。私の通路を歩いている姿が画面に映し出されていたのである。探偵である私が気がつかなかったのである。もし、浮気をしていればアウトだな、などと思いつつ仕掛けに感心した。仕掛けの説明を受けて、なるほどと感心しつつ、互いの近況を報告し合った。当然、目は画面を見据えたままである。
あっという間に、楽しいおしゃべりの時間が過ぎ、私も自身の調査に戻るために挨拶をし部屋を後にした。
現場に戻る道中の高速道路で、ふっとアイデアが浮かんだ。さっそく調査現場にて実行し良好な結果を得た。思いがぴたりと決まると非常にうれしいものである。
追伸
とある映画の中で、調査シーンなどの実技指導をしてくれないかという話があるらしいです。私もお手伝いさせてくださいと伝えたところ、心よく「いいよ！」という返事をいただきました。
ただし、話が決まればですが・・・・・・。
なにか進展があればお伝えいたします。
・調査の押しつけは一切いたしておりません。ご安心下さい
・その前に無料匿名相談も受け付けていますのでご連絡しておきますね
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