結婚調査
ご本人は勿論のこと、保護者の方にとっても将来に関わることでございます。
これからパートナーになる予定の相手方を良く知る、ということは非常に重要なことであります。「身元、家族構成(家族書､家系図)、仕事内容、噂、資産(債務)、宗教」などを調査して、その人物を客観的に分析、評価いたします。
どちらかというと、経済力よりも経歴、性格、素行、悪癖などの解明などに力点を置きます。結婚調査は、通常、先方から提出していただいた釣書(身上書)を元にして、その記載事項に虚偽があるか否かを調査するものです。風習では、「聞き合わせ」といい、先方の家が、どんな家(家柄)かを聞きに行ったものです。都市部では、そういう概念が薄れて来ていますが、地方などでは、まだ根強く残っているところもあるようです。
昨今、恋愛結婚が増えたため、釣書(身上書)を介さないで調査(素行調査など)することも増えています。素行調査を行うことにより実際の生活振り(日常生活態度)が判明し、本人の生活実態の解明、評価につながります。
近年では、素行調査を中心にして結婚調査を行うことが主流になってきています。
釣書(つりがき、つりしょ)
釣書は、縁談(お見合いや紹介等)の時など双方で取り交わすプロフィール(自己紹介)を記載した書面のこと。なお、身上書と類義語(人により同義語)である。当事者の写真と経歴が書かれてあり、父母の職務経歴等を記載することが一般的です。
聞き合わせ
聞き合わせとは、先方のご近所の方々や周辺などに、本人の家庭のことや評判、父母の評判などを聞いて回ることです。
みなさん、探偵や興信所を使う方が多いです。探偵や興信所などの第三者が入ると、調べる方が後々、どこそこの誰々がこんなことを言った、あんなことを言ったと、恨まれたりすることが少ないということだと思われます。
今でも、田舎などではいわゆる良家といわれる家ならば、恋愛や縁談が進むにつれ聞き合わせに行く家は多いと思います。ただ、わざと評判を落とすように悪くいう人もいるので注意が必要です
近年、個人情報保護法という法律ができてからは、たとえ聞き合わせだとしても、なかなか口を開いてくれる方が少なくなり大変になりました。
